酵素とは:
食品分野における酵素の活用について
- 酵素
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酵素は人々の生活を豊かにするために、食品、医療、洗剤など、様々な場面で活用されてきました。
酵素には4000種類以上あるといわれ、その種類によって発揮する効果や、活用される場面が異なります。
そんな酵素を用いた、食品における効果の一部をご紹介します。
※酵素に関する基本的な知識についてはこちらをご覧ください ☞
【製パンにおける効果】
・消費期限の延長
・生地のべたつき低減
・生地の弾力性向上
・生地の伸展性向上
・内層(キメ)の改善
・ボリュームアップ
・柔らかさ向上
・保形性向上
・焼き色付与
・異臭低減
・コスト削減
【畜肉・水産製品における効果】
・水産練り製品の食感改善
・水産練り製品の硬化防止
・エキス製造時の工程改善
【その他製品への効果】
・炊飯米の粒立ち向上
・炊飯米の噛み応えUP
・炊飯米のふっくら感向上
・小豆の軟化
・野菜、果物の繊維質の分解
・アクリルアミドの低減
・乳糖の分解
・柑橘類の皮むき
・醤油の製造工程の改善
・植物性ミルクの製造
酵素製品やお客様の用途によって酵素の添加量は変わります。
基本的には、酵素分解したい対象素材に対して、10ppm (0.001%)~2000ppm (0.2%)という幅が一般的になります。
詳細は「酵素を用いた品質改良」の各記事をご参照いただくか、お問い合わせフォームへご連絡ください。
酵素分解によって味がよくなることもあれば悪くなることもあります。
酵素の種類や組み合わせを変えることで、苦味を減らすこともできます。
詳しい情報が必要な場合はご相談ください。
酵素は食品添加物ですので、当社取り扱いの酵素は活性が残存していても健康への影響はございません。
詳細は、各製品のSDSをご確認ください。
酵素はタンパク質ですので、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)と他の酵素との併用には注意が必要な場合があります。一方で、複数の酵素の組み合わせで使われているケースは多数ございます。
酵素の組み合わせについては、技術フォローが可能ですので、お問い合わせいただければ幸いです。
※本記事は、食品業界の関係者並びに関連する業務に従事している方への情報提供を目的としたものであり、一般消費者の方に対する情報提供を目的としたものではありません。
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