水溶性皮膜剤としての化粧料への効果~化粧崩れ防止~
研究・テーマ

製品種類 | 糖アルコール |
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用 途 | 日焼け止め、メイクキープ、リーブオン化粧品、化粧水 |
特 徴 | 水溶性、皮膜感 |
製 品 | アクアオール#2 |
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製品種類 | 糖アルコール |
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用 途 | 日焼け止め、メイクキープ、リーブオン化粧品、化粧水 |
特 徴 | 水溶性、皮膜感 |
製 品 | アクアオール#2 |
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マスクを日常的に着用する新しい生活様式へと一変した近年、マスクとの摩擦から引き起こされる「化粧崩れ」に悩まされる方が増えています。
「化粧崩れ防止効果」の需要が高まる中、化粧崩れ防止商品に使用されている皮膜形成剤の多くは、アクリル樹脂やシリコーン樹脂などの合成ポリマー原料が大きく寄与すると考えられます。
一方、「アクアオールシリーズ」は植物由来かつ水溶性成分であり、シリーズの中でも「アクアオール#2」は高分子領域の成分を多く含むことが特徴である為、水溶性皮膜剤としての効果が期待でき、化粧崩れ防止商品へも適すると推測されます。
【試験方法】
市販の化粧崩れ防止ミストにアクアオール#2を5%(固形分3.5%)外割添加し、ファンデーションのマスクの移り度合について比較した。
市販品:水、シリコーン油、エタノール、シリコーン樹脂、アクリル樹脂等を配合の二相品
使用ファンデーション:アクリル樹脂などのウォータープルーフ成分を配合していない石鹸落ちのもの
①肌モデルに着色したファンデーションを一定量塗布し、15分静置。
②15cm上からメイクキープミストを全体に3プッシュ噴霧し、15分静置。
③摩擦摩耗試験機に不織布マスクと肌モデルを設置し、300gfの一定荷重により不織布マスクを5回往復運動(図1)。
④不織布マスクの着色面積をImageJによりpixel数を測定。
【図1】試験の様子
【図2】pixel数による着色度の比較
【図3】実際のマスクの着色状態(上段)および
摩擦運動後の肌モデル状態(下段)
【結果】
アクアオール#2を5%(固形分3.5%)外割添加により、不織布マスクへの化粧料の着色度が有意に低下し(図2)、摩擦運動後の化粧崩れ状態も現行品と比較し綺麗であることが確認されました(図3)。
アクアオール#2は水溶性皮膜剤として作用し、化粧崩れ防止効果を発揮するのではないかと示唆されました。
別の試験では、水溶性成分のみで構成される一相の市販品化粧崩れ防止ミストにおいても、同様に化粧崩れ防止効果を発揮することを確認しております(データ未掲載)。
化粧崩れ防止ミストに限らず、化粧下地やリキッドファンデーション、UVケア品など、皮膜性を求める幅広い商品にお勧めしております。
✓ 合成原料を使わず、自然由来原料のみの化粧崩れ防止商品を作りたい!
✓ 水溶性成分を用いて、石鹸で容易に落とせる化粧商品を作りたい!
✓ 水溶性でありながらも、皮膜性を保有する原料を探していた!
このような商品にも是非お試しください。
アクアオール#2
製品概要はこちら
※本記事は、化粧品業界の関係者ならびにその関連業務に携わる方を対象に、適正にご利用いただくための情報提供を目的としたものであり、一般消費者の方に対する情報提供を目的としたものではありません。
※製品化の際には、薬機法等の関連法規を遵守ください。
※実験データは測定値の代表例であり、最終製品での効果や安全性を保証するものではありません。
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