被膜剤と言えば高分子の合成ポリマーのような素材を思い描く方が多いでしょうか。当社の糖アルコールのラインナップのうち、アクアオール#1、アクアオール#2は従来の糖アルコール原料と比較して比較的分子量が大きく、水溶性被膜剤として利用できる可能性を秘めています。
糖アルコールとしての安定性や保湿剤としての利用はもちろん、被膜剤として感触改良やヘアスタイリングなどへの応用も期待されます。
合成ポリマーとアクアオール#2 (成分:加水分解水添デンプン)の配合割合を変えた被膜プレートを作成。乾燥後の水分量が同じになるように乾燥後、折り曲げて柔軟性を評価。 (図1)
図1.被膜写真
アクアオール#2 高配合膜では折り曲げても割れることなく、柔らかさを維持していました。パリッとした被膜には高分子の合成ポリマーが、柔らかく柔軟性のある被膜にはアクアオール#2が適していることがわかりました。
アクアオール#1、アクアオール#2はやわらかい被膜剤としてヘアケアやスキンケア、メイクアップ品にも応用が可能と考えます。
被膜効果×ヘアケア ⇒ ハリ・コシ・ボリュームUP、指通り改善
被膜効果×スキンケア ⇒ 水分保持、感触改良
被膜効果×メイクアップ ⇒ メイクキープ
まだまだ可能性を秘めている糖アルコールをぜひ試してみてください。