ヘアカラーの染色向上効果

研究・テーマ
製品種類 糖アルコール
用 途 トリートメント、ヘアカラー、コンディショナー
特 徴 染色向上
製 品 アクアオール#2

研究の背景

自宅で簡単に白髪染めやおしゃれカラーを行えるカラートリートメント。トリートメント効果で毛髪へのダメージを抑えつつ染毛できるなどのメリットから、近年多くの人に利用されています。
しかし、連続使用で徐々に染毛する為、一回の使用では白髪隠蔽領域には到達しづらいという課題があり、染色性の向上が求められています。

当社では糖アルコール製品(アクアオールシリーズ)を用いた染色性の向上効果を検証いたしました。

 

※アクアオール・・・トウモロコシなどから得られたデンプンを加⽔分解し、さらに⽔素添加することによって得られる
糖アルコールの⼀種であり、植物由来の化粧品専用原料です。詳しくはこちら

試験データ

実験データ① 染色向上試験

【試験方法】

毛髪:人毛100%白髪 10cm (ビューラックス社)
染毛料:非イオン性染料・塩基性染料を含有するナチュラルブラウン白髪染めカラートリートメント(市販品)
1.白髪を予洗い乾燥後、毛髪色を360nm~780nmの反射率を測定。(処理前測定)
2.糖アルコール(アクアオール#1、アクアオール#2)、グリセリンを、それぞれ固形分10wt%を外添加したカラートリートメントで染毛し、流水で1分間洗浄し、乾燥。

3.再度、毛髪色を360nm~780nmの反射率を測定。(処理後測定)
4.染毛処理前および処理後の毛髪色差(ΔE*ab)を算出した。

【図1】多価アルコール添加カラートリートメントで染色した毛髪(ナチュラルブラウン)

【図2】 染毛前後の毛髪色差(ナチュラルブラウン)

【結果】

染毛後の毛髪写真(図1)の通り、アクアオール#2を添加したカラートリートメントで染色した毛髪は、グリセリンを添加したカラートリートメントで染色した毛髪と比較して、ブラウン色が濃くなることがわかりました。

また、色差の値(図2)からも、アクアオール#2による染色向上効果が確認されました。

 

実験データ② 幅広い色相・製剤への効果

【試験方法】

毛髪:人毛100%白髪 10cm (ビューラックス社)
染毛料:非イオン性染料・塩基性染料を含有するアッシュブラック白髪染めカラートリートメント(市販品)
1.糖アルコール(アクアオール#1、アクアオール#2)、グリセリン、それぞれ固形分10wt%を外添加したカラートリートメントで染毛し、流水で1分間洗浄し、乾燥。

2.色差(ΔE*ab)は実験データ①と同様に算出した。

【図3】 多価アルコール添加カラートリートメントで染色した毛髪(アッシュブラック)

【図4】 染毛前後の毛髪色差(アッシュブラック)

【結果】

アクアオール#2の染色向上効果はアッシュブラックの染毛料に対しても確認されました(図3、図4)。
その他、幅広い色相(赤系、青系)のカラートリートメントにおいてもアクアオール#2による染色向上効果が確認されました(データ掲載は割愛)。さらに、酸性染料を含有するヘアマニキュアでも同様の効果を確認しています(データ掲載は割愛)。

以上のように、アクアオール#2を染毛料に配合することで、ヘアカラーの染色性を向上させることが期待されます。

こんな用途に使えます!

カラーシャンプー

カラートリートメント、ヘアマニキュア

使用している製品

アクアオール#2

※特許出願中

アクアオールの各種研究について

ヘアカラーの褪色抑制効果
水溶性の皮膜形成剤
毛髪のテクスチャー調整

※本記事は、化粧品業界の関係者ならびにその関連業務に携わる方を対象に、適正にご利用いただくための情報提供を目的としたものであり、一般消費者の方に対する情報提供を目的としたものではありません。

※製品化の際には、薬機法等の関連法規を遵守ください。

※実験データは測定値の代表例であり、最終製品での効果や安全性を保証するものではありません。

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