新製品 化粧品グレード「アクアオール」

研究・テーマ
製品種類 糖アルコール
用 途 化粧水、乳液、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、スキンケアクリーム、日焼け止め、メイクアップ、ヘアスタイリング剤
特 徴 テクスチャー調整
製 品 アクアオール #1、アクアオール #2

の誕生

従来、糖アルコールは、単糖の糖アルコールであるソルビトールを代表に、化粧品分野において「保湿剤」としての効果が広く知られていました。

一方で、弊社では食品分野における多くの知見から保湿+アルファの効果に着目し、糖アルコール=保湿剤としての立ち位置を変えるべく、糖アルコールの化粧品⽤途としての可能性を追求した所、「テクスチャー調整効果」がまず⾒出されました。

この新しい知見に伴い、2021年より新製品アクアオールを上市しました。
⽔溶性原料であることから「アクア」、多価アルコール(ポリオール)の⼀種であることから「オール」を組み合わせて、
「アクアオール」と命名し、化粧品グレードとしてアクアオール#1、アクアオール#2の2グレードを取り扱っています。

アクアオールは成分表記名=加水分解水添デンプン、水から構成されます。

 

加⽔分解⽔添デンプンとは、トウモロコシなどから得られたデンプンを加⽔分解し、さらに⽔素添加(略して水添)することによって得られる糖アルコールの⼀種であり、単糖の糖アルコール及び多糖の糖アルコール混合物の総称です。

反応性の⾼い還元末端(アルデヒド基)を、⽔添により反応性の低いアルコール基に変換しているため、アクアオールを含む糖アルコールは、配合した他素材に化学的結合を及ぼさない、つまり悪影響を及ぼさない点も特徴の⼀つです。

製法と物性

 

 

グレード別の基礎物性/アクアオール#1、アクアオール#2の両グレードに共通する事項は以下の通りです。

●アクアオール#1:低粘度、三糖糖アルコールであるマルトトリイトールを多く含む製品
●アクアオール#2:高粘度、分子量の高い糖アルコールを多く含む製品

各グレードの配合⽐や配合量を調整することで、希望するテクスチャーを実現できます。さらに表示名称は変更不要のため、処⽅ノウハウを隠すことができる点もメリットです。

【両グレードの共通事項】

・化粧品グレード

・表⽰名称=加⽔分解⽔添デンプン、⽔

・⽔溶性

特長

加⽔分解⽔添デンプンを化粧品に配合することで、以下の様な特⻑が付与できます︕

●テクスチャー付与(べたつき低減、さっぱり感向上、重厚感付与)

●膜感付与

●保湿性

●接着力(水溶性かつ高い接着力)

●うねらない毛髪

アクアオールのグレード別で推奨するアプリケーションが異なる為、下記リンクも併せてご参照下さい。

アクアオールの各種研究について

しっとり・まとまりを求めるシャンプー・トリートメントに!
うねらないを訴求する、スタイリング剤アウトバス処方に!

水溶性+耐水性+接着力 を求める商品に!

保湿性+テクスチャーを求めるスキンケア商品に!

特徴ある膜感を求める、リーブオン商品に!

最後に...

加水分解水添デンプンの新製品上市により、化粧品分野に様々な製品がお客様の商品設計や課題に応じた提案体制が整いつつあります。
分子量別の糖アルコール製品と概要と特長を記載いたします。
アクアオールに限らず、「糖を使いこなすことで化粧品の商品設計により貢献できる」よう、糖アルコールのリーディングカンパニーとして、研究データを随時更新していきます。

 

※本記事は、化粧品業界の関係者ならびにその関連業務に携わる方を対象に、適正にご利用いただくための情報提供を目的としたものであり、一般消費者の方に対する情報提供を目的としたものではありません。

※製品化の際には、薬機法等の関連法規を遵守ください。

※実験データは測定値の代表例であり、最終製品での効果や安全性を保証するものではありません。