粉がつきにくい糖アルコール「アクアオール」に見る
アンチポリューションの新たな可能性

コラム

高まる「アンチポリューション」需要と原料選定の難しさ

花粉、PM2.5、黄砂、そしてウイルス。
現代の生活環境において、これらの微粒子汚れから肌や髪、衣類を守る「アンチポリューション」機能は、化粧品や日用品開発において欠かせない要素となっています。

開発者の皆様も、カチオン成分や被膜形成剤など、様々な化粧品原料を検討されていることと思います。
しかし、アンチポリューション機能のニーズの高まりを感じるとともに、原料選定や商品設計の難しさに直面することもあるのではないでしょうか。

もし、普段使い慣れている「保湿剤」のベースを変えるだけで、アンチポリューションのように肌を守る効果が期待できるとしたらどうでしょう。そこで今回は、弊社の「アクアオール#2」を用いた、興味深い実験の結果をご紹介します。

※アクアオール・・・トウモロコシなどから得られたデンプンを加⽔分解し、さらに⽔素添加することによって得られる糖アルコールの⼀種であり、植物由来の化粧品専用原料です。詳しくはこちら。

検証!アクアオール vs ソルビトール「粉付着テスト」

一般的に、グリセリンやソルビトールなどの多価アルコールは、優れた保湿力を持ちますが、高配合すると「ベタつき」が出やすい傾向にあります。 「ベタつく」ということは、物理的に花粉やホコリなどの微粒子を吸着しやすい(汚れが付きやすい)状態であるとも言えます。

しかし、当社の「アクアオール#2」は、多価アルコールでありながら「被膜を作ることによるサラッと質感」を特徴としています。「このサラサラとした被膜で、微粒子の付着を抑制できる可能性があるのはないか?」

そんな仮説のもと、非常にシンプルですが、直感的に分かりやすい比較実験を行いました。

【実験方法】

1.被膜の作成:各種糖アルコール(表1)の水溶液(固形分2%)を腕に少量塗布し薄く塗り広げる。

2.付着性の評価:小麦粉を振りかけ指でなじませてから、余分な粉を振り落とす。

【表1】使用した糖アルコール

【結果】

ソルビトール塗布部は指でこすった後も、粉が肌表面に多く残存しました。一方で、アクアオール#2を塗布した部分はソルビトールと比較して、明らかに粉の残存量が少ないという結果になりました。(図1)

【図1】糖アルコール塗布部の粉の残存量の比較

この結果から、「アクアオール#2が肌の上で被膜を作ることで、物理的に粉末の付着を抑制している」ことが確認されました!

アクアオールで製品に新たな機能性を!

今回の試験はアクアオール#2の被膜特性による粉の付着試験ですが、微粒子の付着防止という観点でスキンケア・メイクアップ・ヘアケア製品などへの応用が期待できる結果となりました。
保湿剤としても使用できるアクアオール#2の被膜特性を応用することで、ユニークな化粧品開発のヒントになることを期待し、新たな商品開発の一助となることを目指しています。

【期待できる応用分野】

・スキンケア・メイクアップ:

・ヘアケア(アウトバス):

微粒子汚れなどの付着が気になるときに。ベタつきを抑えて肌をカバーすることで快適な使用感を両立。仕上げ用ミストやデイクリームに。

髪のパサつきを抑えつつ、べたつきにくいスタイリング製品などに。

「保湿剤を変えるだけで、製品に新たな機能性が加わるかもしれない」 そんな可能性を秘めた化粧品原料「アクアオール」

「実際に自社の処方で試してみたい」「より詳しいデータを知りたい」という開発者様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にサンプルをご請求ください。皆様の検証によって、この素材の新たな価値が見出されることを楽しみにしております。

研究データなどはこちら

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