こんにちは。
私は東京アプリケーションセンターにいる入社3年目の者です!
今回のコラムでは、日々の業務エピソードを含めて東京アプリケーションセンターの活動をご紹介します!
研究開発センターにある5グループのうち、食品用途開発を担っているグループです!
現在は4名在籍しており、食品カテゴリー毎に担当を持っています。
①小麦粉大好きパン担当(本当は麺の方が好き)
②スイーツ男子:和菓子担当
③スイーツ女子:洋菓子担当
④その他なんでも大好き惣菜担当
私は④惣菜担当として、漬物、焼き魚、焼き肉、煮物、揚げ物などの試作検討を行っています。
(つまり、、担当はしょっぱい系全般。正直甘い系担当が羨ましい。。。。)
お客様の課題解決部隊として、自社原料である糖アルコールが食品に対してどのような効果があるのか?を研究しながら、
日々試作・分析・提案を行っています。
その一例として、、茄子の退色試験をご紹介します。
◇きっかけは?
ある漬物メーカー様より、茄子の退色を抑えたいけどどうしよう?というご相談を頂いたことがきっかけです。
とりあえず出来るか分からないときは、試してみる!に限ります。
◇社内調査~豊富な検証事例~
当社は様々なお客様の課題解決・研究を通して、多くの検証例、知見があります!
茄子の件も同僚に相談してみると、、、〝マスカットで効果あったよ!”との情報が。
退色のメカニズムは茄子も一緒、これならできる!!と確信を持ちつつ、早速試験に入りました。
◇いざ試験開始
とりあえず近くのスーパーで茄子をざっと20本購入し、(店員さんに睨まれ、気持ち2本は残しました。。)
試験してみると、ある特定の糖アルコールで退色防止効果があり!
しかしこれだけでは終わりません。
実際にお客様のレシピに落とし込み適切な糖アルコールの『種類』『配合量』『工程』の検証、
また、なぜそのような効果があるのか?『科学的メカニズムの解明』やどのくらいの効果があるのか?などの『分析結果』も含めた総合的な検証、ご提案を行っています。
(こうゆうところが社名の『サイエンス』に表れているわけですね!ニヤッ)
~ちなみに~
野菜(天産物)の難しいところは、野菜の個体差があるというところ。。。
『傾向見るにはN=10くらい見てほしいね~』というお客様の一声で、一回の試験に必要な茄子はなんと100本!!(さすがに事前予約して購入しました)
こんなことを続けていくと、スーパーの店員さんからはヘビーユーザーとして手厚く対応頂き、ついには顔パスで領収書の準備をして頂けるほどに!!予約なしの買占めさえしなければVIP対応!!
この記事を読んでいただいた方の中には、退色にも効果あるの?!と驚かれた方もいらっしゃるかと思います。
実は当社はこのような課題解決案件を通して、食品はもちろん工業など幅広い分野で多くの知見を持っています。
お困りのことがありましたら、ぜひご連絡頂ければ、少しは解決できるかも?
ご連絡お待ちしております!