洗髪時の指通りのお悩みに!アクアオールで”きしまない”シャンプーを

研究・テーマ
製品種類 糖アルコール
用 途 シャンプー、ヘアケア用品
特 徴 テクスチャー調整、水溶性、しなやか
製 品 アクアオール#2

研究の背景

みなさんはシャンプーの好みをどうやって評価されているでしょうか?

泡質、毛髪の感触、施術中の匂いなど・・評価の項目は多岐に渡ります。

今回の実験では、この中でも洗髪後の「毛髪の指通り」について焦点を当て評価を行いました。

 

ヘアケア商品の感触を良好にする代表的な成分として、ポリクオタニウム-10(以下、PQ-10)が挙げられます。

PQ-10は毛髪の表面に吸着し静電気を抑制することでパサつきを抑え、良好な櫛通り性を付与すると考えられています。

今回はこのPQ-10と、アクアオール(化粧品表示名称:加水分解水添デンプン、水)を併用した櫛通り試験により、「洗髪時の指通り」の検証を行いました。

※アクアオール・・・トウモロコシなどのデンプンから得られた加⽔分解デンプンを⽔素添加することによって得られる糖アルコールの⼀種であり、
 化粧品専用原料(表示名称:加水分解水添デンプン、水)です。詳しくはこちら

試験データ

実験データ:洗髪時の摩擦力測定

【試験方法】

1. 毛束を各モデルシャンプーで洗髪(表1)
2. 濡れ髪のまま、垂直に吊るし、粗い目(幅2mm) の櫛で毛束の外観を整える
3. 摩擦測定器の専用治具に櫛(幅1mm) を取り付け、毛束の根元から毛先方向へ櫛を垂直へ動かし、摩擦力を測定(図1)

 

 測定機器:プローブ型摩擦測定機(Handy Rub TesterTL701)
 毛束:うねり毛30cm

【表1】モデルシャンプー処方 (w/w%, 成分濃度で表記)

【図1】摩擦測定評価の外観

根本から毛先に向かって垂直方向に測定

※測定開始時は毛束の中に櫛を入れた状態(写真)

【結果】
PQ-10配合のシャンプーにアクアオールを併用することで摩擦力がさらに低くなることが確認されました。(図2)

【図2】摩擦力評価の全体波形

吹き出しの数字は最大摩擦力を示す

まとめ

PQ-10とアクアオール#2を併用するシャンプーでは、時の毛髪の指通りが良くなることが期待されます。

さらに、アクアオールは泡質に関しても良い効果が確認されており、シャンプーにおすすめの原料です。

研究データ等はこちら

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【コラム】うねり・広がり対策

※本記事は、化粧品業界の関係者ならびにその関連業務に携わる方を対象に、適正にご利用いただくための情報提供を目的としたものであり、一般消費者の方に対する情報提供を目的としたものではありません。

※製品化の際には、薬機法等の関連法規を遵守ください。

※実験データは測定値の代表例であり、最終製品での効果や安全性を保証するものではありません。

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